*このページでは、キャラクター同士の衣装着せ替えっこを基にした”設定のみ”のファンタジーパラレルを扱っています。
「もしこのキャラがこんなデザインだったら、どんな人物なんだろう?」という妄想のみで成り立っています。
キャラクターの異名はそれぞれ、【衣装元】の人から引用。世界観その他は逐次説明。
ちなみにカオスキャラのお着替えはありません。


それぞれ、チームごとに3本ほどのストーリーが同時並行的に展開中。一種の【嘘攻略本】としてお楽しみいただけると幸いですv






ファンタジーパラレル

【黎明戦争】






星の花冠、鉛の宝冠


 【多島海の王国】
大陸の南西に浮かぶ、多くの小さな島々によって成り立った小国。
大陸を支配する帝国が宗主国である属国だが、多くの優秀な船乗り、さらには潮や波の流れを異のままにする《司祭》の存在によって、帝国の支配をある程度までは跳ね除け続けている。
現王はジェクト。独特の価値観と風習により、別名を《海賊国家》とも呼ばれている。



少年は夜明け前の波に足を浸し、まだ生まれない朝の産声を聞く
風は今日も波を寄せて、水平線のかなたから無限に吹き寄せてくる。
あの向こうへ、いきたい。
この身の限りを飛び越えて、魂は彼方への飛翔を求めている。

 《滄海の義士》 ティーダ
 種族:人間 年齢:17歳 髪/眼:金銅(潮焼け)/明るい青灰色

 ことしで17歳になる”多島国の王国”の王子。母である王妃はすでに死去しているが、父王ジェクトやその側近である高祭司ブラスカ、王の騎士アーロンらに愛され、健康的にのびのびと育つ。
 しかし、”島の王国”の宗主国である”帝国”が抱えている政情不安のため故郷を出ることが許されず、周りからの子ども扱いのせいにちょっとばかりの反抗心を抱いていた。そのため、”帝国”から使節として王族を派遣するように要望が下ったと聞いたとき、幼馴染のユウナと入れ替わり、”帝国”への渡航を試みる。
 多くの島が、それぞれ半ば独立した自治権を持つ”島の王国”では王といってもそれほどの権力を持つわけではなく、したがってティーダも「ちょっと大きな島の族長の息子」といった程度の境遇で育ってきた。けれど屈託がなく無邪気なティーダ自身の性格、さらに父王ジェクトの人気もあいまって、《野良王子》の愛称で島の人々に愛されてきた。自らの教育家係兼お目付け役兼護衛であるフリオニールのことを、兄のように慕っている。



誰かのために生きることは善いことだ。騎士としての定めは喜ばしい。
想う人が幸福になること、想う人が強くなること、想う人が幸福になること。
見つめる背中はまだ小さくてあどけない。けれど、守ろうと思うたび、助けたいと思うたび、この命が豊かになる。
すべて騎士の魂を持つものは祝福されてあれ。忠誠の喜びは剣と共に。

 《砂漠の夢幻》 フリオニール
 種族:人間(フィガロびと) 年齢:18歳 髪/眼:銀灰色/琥珀

 ”多島海の王国”にて、王族に使える騎士の青年。ただし実質のところ、フリオニールの仕事はティーダの教育係兼お目付け役兼兄代わり、といったところ。やんちゃで子どもっぽいティーダに日々振り回されるが、同時に、血のつながった本当の兄弟にも負けないほどの強い愛情を抱いてもいる。
 褐色の膚を持ち、古代の機械技術を受け継ぎ、独特の言語と文化風俗を持つ【フィガロびと】と呼ばれる人種の出身。【フィガロびと】は千年前の魔導戦争により故郷を追われた砂漠の民の末裔であり、フリオニールもまた、失われた古代技術についての知識の一端を持ち合わせている。フリオニールは先祖がえり的に【フィガロびと】の血が濃く、その容姿もまた、現在ではほとんど失われた過去の姿を強く現している。
 無鉄砲なティーダを心配し、ともに”帝国”へと渡ったフリオニールは、やがて、砂塵のかなたへと消えた【砂漠の薔薇】を見出すこととなるが…






 【帝国】
大陸全土を支配し、全ての富と権力を独占する唯一無二の専制国家。
ただし、《魔導戦争》に勝利し帝国を打ち立てた初代マティウス帝よりすでに千年の年月が経過し、現在では権力の基盤もゆらぎつつある。5年前に現皇帝が行方不明になって以来玉座は空のままであり、現在は皇子を擁する《正統派》、宰相による次期皇帝の選出を望む《宰相派》、さらに、民衆の支持を集めて帝国の崩壊を望む《教会派》などが三つ巴の権力闘争を繰り広げている。


遥か高みに居ます至高の座より見下ろせば、大地を埋める民草が見渡せる。
彼らは皆、我が臣民にして、我が財物。何も知らずあるいは知り、この高みを見上げつつも己の日々を生きる。
彼らの踏みしめる大地は、かつてそのようにして生きたものたちの屍で出来ている。
……罪負い人は、独りでいい。

 《皇国の騎士》 ”獅子心公”スコール
 種族:人間 年齢:17歳 髪/眼:鷹羽色・瑠璃色

 千年前の《魔導戦争》以来、大陸の全てを支配し続ける《帝国》の皇子にして、第一位王位継承者。現在は公爵位にあって皇帝直轄領を治めており、《獅子心公》の名を拝命している。17歳という弱輩に見合わぬ冷静な政治的手腕の持ち主であり、騎士としても一流の腕前を持つ。
 父である前皇帝が行方不明になって以来、スコールは皇位の継承を拒み、先帝の帰還を信じて皇帝不在の帝国を守り続けている。しかし、慣習法として18歳になった皇子には皇帝位の継承権が発生するため、スコールの周囲では、彼を次期皇帝へと推すものたち、帝国の分裂統治を望む者たちなど、さまざまな思惑が渦巻きはじめている。
 現在帝国で力をもつ政治的派閥は三つ。スコールは”皇帝派”の筆頭に数えられているが、彼本人の思惑を知るものはほとんど存在しない。
 《帝国》を築いた初代皇帝マティウス直系の子孫は、現在では、彼一人しか存在しない。そのためスコールは《魔導戦争の遺産》の伝承者にして、唯一の封印の守り手でもある。
 若干17歳の皇子が背負うものは、あまりに重く、また、大きい。



俺は知っている。心は分かち合える。喜びも、悲しみも、他の全ても。
だからお前の世界が見たい。哀しみと強さに満ちた知らない世界。
見せてくれよ、お前の世界を。そして俺に分けてくれ。護らせてくれ。お前と、世界の全てを。

 《強き心の少年》 ジタン
 種族:ジェノム 年齢:16歳(?) 髪/眼:ハニーブロンド/ブルーグリーン

 スコール皇子の従者にして、唯一の友。帝国辺境に位置する属国、《霧の王国》の出身。帝国中央部ではごく珍しい”ジェノム”という種族であり、長い尻尾と小柄な体型が特徴的。
 立場としてはスコール付きの従者に過ぎないが、実際には密偵として第一の側近としての働きをこなしている。多くの密偵を統括する立場におり、帝国中のあちこちに己の傘下にある盗賊を放ち、主のためにさまざまな諜報活動を行う。
 明るく、また、意志の強い少年であり、孤独になりがちなスコールが唯一心を許している存在でもある。ジタンもまた、帝国の遺産すべてを受け継ぐスコールの目標に共感しており、同時に、「危なっかしくてほうっておけないヤツ」である友人のことを心から大切に思っている。
 彼の種族である《ジェノム》の誕生には千年前の《魔導戦争》が大きくかかわっているらしいが、ジタン本人は自分自身の種族の由来にはあまり興味が無いようだ。本国には兄と妹を残してきており、高位の貴族の出身でもあるのだが、「兄と折り合いが悪い」という理由により、故郷に帰ろうとすることはめったに無い。しかし、己の配下である旅芸人たちをつかって、何かと故郷のことを気にかけているのも事実のようだ。



いつか大切な人が約束をしてくれた
水に映る月を飾り、星を糸で連ねて、僕のための首飾りにしてくれると
遠い日の、あどけない、忘れかけた記憶…
それでも僕は約束を信じよう。約束のため太陽を堕とそう。闇のために。そして美しい夜のために。

 《落日を喰らう獅子》 セシル・ハーヴィ
 種族:人間 年齢:21歳 髪/眼:プラチナブロンド/コーンフラワーブルー

 《黒竜卿》の名で知られる宰相ゴルベーザの弟にして、彼に仕える騎士団、《赤い翼》の騎士団長を務める青年。
 かつて、帝国全土に強い権力をもつ《教会》に聖騎士として仕えていたが、数年前に聖騎士を辞し、兄の下へと帰還。それとほぼ同時期に教会内部で粛清の嵐が吹き荒れ、セシルもまたその事件の一端を知るはずだが、彼が己の見たものについて語ることは一切無い。
 温厚篤実で物静かな人柄の持ち主であり、公式の場においては兄の影に隠れがちな人物でもある。しかし、兄の命令とあらばどのような事であっても実行することができる能力と、覚悟とを持ち合わせているため、《黒竜卿の懐刀》として多くの人々に恐れられている。
 現在のセシルは、かつて教会で手に入れた聖騎士としての技量のほかに、《暗黒の力》という奇妙な能力を持ち合わせている。彼が表立ってその力を振るうことは滅多に無いが、弱冠21歳にして、帝国最強を噂される《赤い翼》を率いる実力は、本物である。
 かつてのセシルは、ともすれば気弱と思われるほどに柔和な性格の持ち主だったが、《暗黒の力》を得て兄の下に帰還して以来、言動や行動に不安定な点が目立ちだしている。人の身には許されぬ力の代償として心身を蝕まれているとも言われているが、彼も、また兄のゴルベーザも、真相については黙して語ろうとはしない。



コメント>

ティーダ→衣装:フリオニール
フリオ→衣装:ティーダ

スコール→衣装:セシル(パラディン)
ジタン→衣装:オニオン
セシル→衣装:スコール(SeeD制服) …という流れになります。

衣装がオニオンなジタンはやっぱり騎士様だろう、少年騎士なジタンってのはすごくカッコいいだろう、という妄想によりジタスコ(あれ?)的な流れに。野良王子ティーダはお城の壁を蹴破って外に遊びに行くんでしょう、たぶん…
ちなみに、多々言動される《魔導戦争》については、FF6+FF2をイメージしております。初代皇帝はマティであり、ガストラ皇帝ではありません。ただしマティはガストラ帝の遺産を丸ごと奪い取り、さらに洗練を加えていたため、帝国には今も数多くの禁断の力が眠っている… のかもしれない。









ビューティフル・ドリーマー

 【ロンフォール大河】
帝国中央部に広がる長大な河。源流は帝国深部の山脈や《霧の王国》、《ムーアの大森林》など。川下にいくにしたがって川幅を増し、海へとつながっている。人や荷物の輸送のために多くの船が往来するため、河の周りには数多くの港が存在している。名実共に帝国の血脈の一つであると同時に、青々とした水量の豊かさ、変化にとんだ光景が、多くの人々に愛されている。


世界はたべきれないご馳走。神様のおくりものではちきれそうなパイ。
両手を広げてもかかえきれないほどの嬉しさや哀しさであふれかえる。
僕は、はやく大人になりたい。大口をあけてかぶりつき、世界の全部を頬張りたいよ!


 《幼き盗賊》 オニオン
 種族:人間 年齢:13歳 髪/瞳:ブロンド/ライムグリーン

旅芸人の一座の一員として旅暮らしを続ける孤児の少年。しかしてその実態は、若干13歳にして盗賊団の一人として迎えられた幼き盗賊である。
知的好奇心が非常に旺盛であり、また、大人であっても舌を巻くほどの頭の回転の速さを生かして、仲間たちと共にさまざまな【仕事】を請け負っている。だが反面、多くの古代伝承や魔導についての知識など、主に帝国の歴史についても強い興味を持っている。一座の団長などは彼の頭のよさを見込み、後々はきちんとした教育を受けさせたいと考えているようだ。
「一日でもはやく大人になりたい」という考えからついつい背伸びをしがちなところがある。最近、己の所属している一座の実態が、ただの「旅芸人の一行」でも「盗賊団」でもなく、まったく異なった本質を持つのではないかと疑い始めている。
ちなみに”オニオン”は通り名。自分の名前を「女の子っぽい」と考えているようで、ごく親しい間柄の人間にしか本名を明かさないようだ。
また、盗賊として尊敬し、同時に強いライバル心を持っている相手が一人いる。まだ未熟だったころに盗賊としての”仕事”について教えてくれた彼に習い、「女性に対しては親切に振舞うこと」というモットーを持っていた。そのモットーに従ってとある少女が困っているところを手助けしたことにより、彼の物語はスタートする。





 【ムーアの大森林】
帝国の西部に位置する、広大な樹海。
《魔導戦争》以後、千年に渡って霧に閉ざされ続け、一度足を踏み入れたものは二度と外に出ることはできないといわれる。しかし、森の奥にはありとあらゆる病を治す力を持つ果実があるとも、《幻獣》たちの棲む世界があるともいわれ、足を踏み入れようとするものは後を絶たない…

美(うま)しや双魂の旅人、曉闇に吹き初めしはじまりの風。熱き血潮頬を染め麗しの幻灯瞳を燃やす。
おまえははじまりもなく終わりもない歌。双つの界を渡りことほげよ、吹け、南の風。


 《双魂の旅人》 ティナ・ブランフォード
 種族:幻獣ハーフ 年齢:18歳(?) 髪/瞳:亜麻色/菫色
「おともだち」であるチョコボのココだけを連れに、放浪の旅を続けている少女。おっとりとしていると同時に内気な性格の持ち主であり、年齢よりもはるかに幼い印象がある。
当然のように旅暮らしの中では危険な目に逢う事も多く、「わるいひと」に騙されたり、山賊や盗賊の餌食にされかかることも珍しくは無い。だが、彼女に手を出した連中は、多くの場合返り討ちにあった上、逆に持っていた金銭などを巻き上げられてしまうことが殆ど。したがってここ最近のロンフォール流域では、「無害そうな少女にばけて盗賊専門に略奪を行っている強盗がいる」などという噂が流れる始末である。
現在では文献にしか名の残らない”ホーリー””アルテマ””メテオ”などの魔法を使いこなすだけでなく、風や水の声を聞き、常人には知る由もないさまざまな物事を知る不思議な少女。本人曰く、故郷は「大きな森の中のちいさな村」であり、旅の理由は「見聞を広めて、ちゃんとした大人になるため」であるらしい。

その正体は、この時代においては失われた存在である幻獣と、人間の女性の間に生まれた幻獣ハーフ。幼い頃に母を亡くし、幻獣たちに混じって暮らしていたために人界に疎いことがコンプレックスだった。そのため「人間としての生き方」を知るために人界を旅することを強く望み、今に至る。現在のティナは自らが幻獣として生きるべきか、人間として生きるべきかを見極めようとしている最中。
似た境遇の存在であるバッツのことは兄のように思っているようだ。


憐れや半魂の幼子、薄暮に霞行く過去の俤。抱きし想いは塵に帰り、あくがれし心はかげろうと消ゆ。
今一度願う、恋し故郷の波を聞かんと。無常なる年月を夢に超えん。凪げよ、彼岸の波。


 《半魂の幻影》 バッツ・クラウザー
 種族:幻獣”バルトアンデルス” 年齢:? 髪/瞳:???
ティナの「おともだち」である喋る宝石。
見た目は鶏卵ほどのサイズがある巨大な宝石だが、ティナの呼び出しに答えてさまざまな魔力を行使することができる。また、喋ったりアドバイスを言ったり冗談を言ったり、人を煽ったり言いくるめたり喧嘩を売ったりすることもできる。その実態は、人間界において力を失った幻獣が宝石と化した存在である【魔石】。
あるとき、ティナのうっかりミスにより通りかかりのチョコボに食べられてしまい、以後はずっとチョコボの腹の中にいる。それ以来、「おともだち」であるココの口を借りて喋るようになったが、前にもまして胡散臭くなってしまった。

彼の正体である【バルトアンデルス】は、「じきに・他の・何か」という意味の名を持つ、姿を持たない幻獣である。したがって幻獣としての力を振るうことができる状況では、状況に応じて千変万化の姿を見せ、一目を惑わすことができる。
ティナと同じく幻獣ハーフとして生まれたが、すでに千年の時を生きており、人間としての姿は忘れ去ってしまっている。千年前の【魔導戦争】においては生まれて間もなく帝国軍の手に落ち、帝国の尖兵として多くの戦場を蹂躙したという経歴を持つ。後に当時の反乱軍によって自由の身となるが、息子と夫を共に奪われた《幻獣の長》の怒りは深く、それ以来、千年の年月を幻獣の里の中で守られて過ごしてきた。
似たような境遇のティナに対して家族のような愛情を抱いており、また同時に、母である《幻獣の長》の人間に対する深い絶望を解きたいと強く望んでいる。


コメント>
オニオン→衣装:ジタン
ティナ→衣装:バッツ
バッツ→衣装:ティナ(?)
バッツ衣装のティナには違和感がないんですが、一人旅というのは危ないにも程があります。よってばっちゅさんボディガードに。でも方向性がなんかずれた。ばっちゅさんはアホの子ですが、設定はほぼFF6ティナをそのまま移植しております。千年前にはたぶん、FF6面子(と、一部FF5面子)と共に冒険していたと思われます。でも帝国側が勝利してるってことは、つまり…
たまちゃんの【盗賊として尊敬している人】というのは、言うまでもなく尻尾のあの人です。しかしジタン衣装のたまちゃん可愛いな。幼さが強調される感じですね。

(以下更新中…)