夜中をこわがる月なんて (四期×一期)



「ユウキさん、どうしたんだ?」
「…別に」
「なんか、やなことあった? 怖い夢みたとか」
 
 なんでわかっちまうんだろうな。
 お前はオレよりずうっとチビで、まだなんにもしらない子どものはずなのにな。

「ユウキさんて、おれよりずっとたくさんのこと知ってて、デュエルも強いし、なんでもできるのにさ」
「ン」
「おれより怖がりで、臆病なんだ。どうして?」
「大人になると、ほんとうは、怖いものがどんどんふえるんだぜ、ジュウダイ」

 でも、大人になるまで、そんなことわかんなくたっていいんだ。
 そういってぎゅっと抱きしめたオレに、でもジュウダイは、自分のほうがオレを抱きしめてるような声で、でもこわくないぜ、おれ、ここにいるから、と言った。

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