*水着祭りに便乗
*ろっくみく・谷なの・ピ琴姫
*ガールズトーク



 【戦え! 水着大戦】
≪1≫




「というわけで、水着、買いに行くわよ! 明日の昼過ぎに出発だから!」
 特に琴姫! びしっ、と名指しで指差されて、琴姫は思わず飛び上がりそうになった。ハルヒは眼を白黒させている琴姫を上から下まで見回すと、「こなた」と言った。
「推定サイズ、どれくらい? あたしは90オーバー、60ちょっと、90オーバーと予想するわ」
「そんなスキル持ってないよ〜。ハルにゃん、もりあがりすぎ」
「そぉ? なんか、当然のたしなみとしてもってそうな気がしたのよね、あんただったら…… まぁいいわ」
「ちょ、ちょっと、待ってくださいよ!」
 琴姫が驚くのも当然である。何しろ、話があまりに唐突であった。
 晩御飯も食べ終わり、それぞれが風呂に入ったりいろいろしたり、そんな時間。女の子はいろいろと忙しいものだから、美容体操に余念がなかったり、髪の毛の手入れをしていたり、という人もいれば、まったくそんなことには関係なく日々の仕事にいそがしいモノもいる。愛用の青古江に打ち粉をしていた言葉が、そんな騒ぎを見て、ぱちくりと眼を瞬いた。
「水着…… 海沿いの任務でも入ったんですか?」
「そういうもんじゃなくってね、ほら、夏といえば水着じゃない」
 ハルヒの口調はいつも断定口調で、説明という過程をはぶきすぎている。……と、琴姫は思った。
「ああ、でも確かにちょっとほしいですよね、水着」
 だから、首をかしげつついう言葉に、ようやく、事情が飲み込めてくる。
「でっしょ〜。やっぱりさー、こういうのって行くの決めてから買うのじゃ遅いと思うんだよね〜。ときめき系イベントだと、ホラ、最初から『可愛い水着を買っちゃったから、あんたも誘ってあげただけなんだからね! か、勘違いしないでよね、あんたのために買ったんじゃないんだから、水着!』とか言うのがお約束でして」
「そうよね、お約束よね。さすが、あんたは分かってるわ」
「うへへへへ、お代官様には敵いませんって〜」
 二人はノリノリだ。言葉は苦笑顔だ。きれいに打ち粉をふき取ると、綾糸の鞘に青古江を収め、丁寧に紐をかけなおした。
「お二人の言ってることはわかりませんけど、でも、ちょっと楽しそう」
「あの…… すいません、みなさん」
 こらミク、動かないの、などとアリスに言われながら、ミクが控えめに手を上げた。
「水着って、そんなにたくさん売っているものなんですか?」
「え?」
 だれの声だかよく分からない。だが、カーペットに寝そべって柔軟をしていた魔理沙も、「それ、同感」と手を上げた。
「水着ってさ、アレだろ、水泳着だろ。そんなに種類があるもんなの?」
「言われて見ればそうよね。すくなくとも、幻想郷だとテーラーメイドの水着なんて、たいして種類がなかったわ」
「てーらーめいど?」
「既製品。あそこらへんだと、服はたいていが仕立て屋に頼んでしつらえているもの」
 さすが違う文化圏だ。ほえー、とミクは暢気に感心している。アリスはその髪をていねいにブラシでくしけずっている。『等身大の人形』であるところのミクだから、手入れをしてやらないとなんだかむずむずした気持ちになる、というのが当人の言い分だ。
 だが、ミクは細い指を組み合わせると、「でも、海って、いいですよね」とうっとりした顔をした。
「夏になると、海が青くなって、お祭りがあって、夕焼けがきれいで、まるでどこかの遺跡のような、とってもおおきな雲が出るんですよね?」
 ハルヒとこなたが、顔を見合わせた。アリスがあっさりと言う。
「ミク、『夏を見る』のは初めてでしょう」
 ミクは、「はい!」と元気一杯に答えた。
 そのとおり、ミクは去年の秋の頭あたりにマスターアップされたばかりのボーカロイドだ。実際には季節を一巡りも体験していないのだから、これから訪れる季節は、ミクにとっては未体験の領域だということになる。琴姫はなんとなく、生まれてこの方一度も海を見たことがない少年についての童話、を思い出したりした。ハルヒは面食らったらしく少しの間黙ったが、次の瞬間、なんだか妙に義務感に駆られた口調で言う。
「だったら、海行かなくっちゃ。あとプールも! できれば川も!」
「ああ、海とプールは私も行ってみたいな。幻想郷には無いから」
 顔を上げた魔理沙が言う。言葉がアリスを見る。アリスも、「そうね」と答える。
「……まぁ、いろいろと裏技があるから、ほんとにまったく海もプールもない、ってわけじゃないけど。でも、夏になったから海水浴、なんて文化は無いわよ」
「初めての海! 初めての夏! ……なんか、いかにもなんか起こりそうじゃない。起こらなかったら嘘だわ、ソレは」
 ハルヒが断言した。
「というわけで、明日、水着を買出しに行きます。EDF女子部への通達は以上!」
 だれがそんなものを作ったんですか…… という琴姫の突っ込みは、なさけないことに、喉の奥で小さくなって、そのまま消えてしまった。



 ―――そもそも、琴姫は生まれながらの、巫女であった。
 まだまだ幼い頃から潔斎を求められ、男女が席を同じくするなんてもってのほか。清い肌を異性の目にさらすなど考えることもできないもので、琴姫にとっての『水浴』とは、主に長じゅばんや白装束で滝にはいったりするたぐいのものであった。しかも真冬に。
 それが、この歳になって、年下の少女たちに『水着姿』なんてものを求められようとは。
 早々に逃げ出そうとしたところをとっつかまり、きゃあきゃあと騒いでいた少女たちからむりやりに押し付けられた雑誌。琴姫はそれを片手に、なんとも困惑した気分でたちつくす。
 ためしに、ページを、めくってみた。
 いきなり、なんか、下着姿みたいな姿のモデルが、にっこりと微笑んでいた。
「な…… な、な……っ!!」
 なんだこれは、といいたいが、そんな台詞も満足に出てこない。一気に顔が真っ赤になった。
 なんだこれは。服かコレは。どうみても、下着じゃないか!!
 ビギニの水着の背中の部分がヒモになっていたり、もっとひどいと首の後ろでゆわえているだけのデザインだったりする。まして、濡れたら透けそうな白いビキニのパンツの横が、金属のわっか一つでまとめているだけだったりする。琴姫はあわてて雑誌を閉じて、とっさに、ちかくにあった冷蔵庫のなかに放り込み、全身の力を込めて冷蔵庫のふたを閉めた。
「な、なんて破廉恥な……!! ありえません、あんなの!」
 冷蔵庫のドアに背中を当てて、琴姫は、バクバクになった心臓をなんとか押さえようとする。だが、できない。
 うっかり、あんなものを着ている自分を、想像してみたりする。
「無理、無理無理無理、絶対に無理!!」
 だいたい、自分は10代の少女たちとは違う。あんまりあらためて考えたくないが、とうに二十歳は過ぎているのだ。
 いっしょに風呂に入ってみて、同じチームの女の子たちと比較をすると、むっちりした感じの腿だとか、お尻だとかを、どうしたって意識してしまう。普段和装だからまともに採寸したこともないが、『たぶん90オーバー』というハルヒの予想は間違っていない。それがあんな、破廉恥極まりない格好をしたらどうなる?
 うっかりそんな格好をして浜辺に立っている自分を想像して、琴姫は、頭から湯気が出るんじゃないか、と思わず思う。
 冷蔵庫に背中をくっつけたまま、ずるずると座り込んで、両手で顔をおおう。ほっぺたがなんか熱い。琴姫はそのまましばらく現実から必死で逃避しようとしていた。だから。
「あの、琴姫さん?」
 可愛らしい声が呼びかけたときにも、まったく、気付いていなかった。
「は、ははは、はいっ!?」
「何か面白いことがあったの……?」
 とことこと部屋に入ってくるのは、髪をふたつに結わえた可愛らしい女の子。『少女』ではない、ソレよりも前の『女の子』だ。白い服の魔砲少女は、冷蔵庫のまえで真っ赤になって座り込んでいる琴姫をみて、不思議そうに首をかしげた。後ろからひょいと顔を出したミクも同様に。
「あ、なのはさん…… それにミクさん。なんの御用でしょう」
 チーム最年少にあたる二人をみて、なんとか冷静さを取り戻そうとする琴姫。ミクがにこにこと答える。
「あの、水着の写真が載ってる雑誌を見せていただきたいと思ったんです。琴姫さんが持っているんですよね?」
「ああ、雑誌ですか。でしたら、この中に……」
「……なんで冷蔵庫で冷やしているんですか?」
 なのはの指摘に、思わず、びくん、と背中が引きつる。
 ぎくしゃくとぎこちない動作で雑誌を渡すと、ミクは、「うわぁ」とうれしそうに顔をほころばせる。
「ありがとうございます! 見たらすぐに返しますから、ここで見てもいいですか?」
「え、ええ……」
 ちかくの椅子にぴょんと腰掛け、ページをめくり始めるミク。「うわぁ」とか、「わあ!」などといちいち声を上げていて、なんだかとても楽しそうだった。自分の態度とはあまりに違う…… 思わず己を省みてどんよりと暗くなりかける琴姫の肩を、しかし、誰かがトントンと叩く。
「あ、なのは…… さん」
「琴姫さん、あの、オレンジジュースをとってもらってもいいですか」
「ああ、はい」
 近くのコップにジュースを注ぎ、ついでに自分も水を飲んで頭を冷やすことにする。ミクはパタパタと足を動かしながら雑誌に熱中している。なんだか子どものようだ。いや、子ども未満だ、と琴姫は頭の中でそれを修正する。
 人間に換算すれば、まだ夏を一回も見たことのないミクは、『赤ん坊』も同然だ。それははしゃぎもするだろうし、羞恥心や怯えなんぞと無縁なのも当たり前だろう。
「はぁ……」
「琴姫さん、どうしたの?」
 なのはが首をかしげる。水玉のパジャマと肩に下ろした髪。「ええ」と琴姫は苦笑した。
「なんだかね、私、明日の買い物のことを考えていたら、ちょっとめまいがしてきてしまって」
「水着…… ですよね」
「恥かしいけれど、私、ふつうの女の子のように海水浴をしたり、プールで遊んだことが無いんです。だから、この年になっていきなり水着を買うと言われても、なんだか、ちょっと複雑な気持ちで」
 でも、そんな話をなのはにしたって仕方がないだろうか。だが、そう思いながら横を見下ろして、なのはの浮かべていた表情に、琴姫はハッとした。
「そうだよね…… うん、そうなの。分かるかな、私も」
 顔を上げて、なのはは、にこりと笑った。歳相応に愛らしいくせに、なんだか妙に大人びた笑顔だった。
「琴姫さん、明日、二人でいっしょに買い物をさぼっちゃいますか?」
「なのはさん?」
 白くてやわらかそうな足に、パイル地のスリッパがひっかかって、あやうく揺れている。なのはは少し足を揺らす。
「私もね、なんだか、あんまり水着なんて欲しくないの…… なんだか悪くって」
「悪い、ですか」
「遊んだりしちゃいけない気がするの。私のお友達ね、そうやってはしゃいだり遊んだりしたことないって子が、たくさんいて」
 だれのことを思い出しているのか、なのはは、ちょっとだけ遠い眼をした。この歳の子どもがする表情ではない、と琴姫は思った。
「それに、私はこっちの世界に来てから、悪いことばっかりしてるから…… そういうの、全部片付けてからじゃないと、海になんていけないかなって思ったの」
 えへへ、となのはは照れくさそうに笑い、琴姫を見上げた。頭の高さは、琴姫の肩ぐらいしかない。
「だからね、理由は違うけど、私もあんまり買い物とか行きたくないの。それで、琴姫さんがいっしょにサボってくれたら、サボりやすいかなって!」
「なのはさん……」
 彼女の事情を、琴姫は、知らなかった。
 わかっていることは、なのはは魔王として彼女たちの前に現れて、それから共に行く仲間となり、肩を並べて戦うようになったということだけ。
 なのはは歳から思うといささか奇妙なほど大人びて物分りのいい子どもだったし、それに、彼女の過去について詮索をするのは無意味に傷をほじくりかえすようなものだろうという認識もあった。だれだって脛に傷の一つや二つは持っている。それが当たり前だったから。
 けれど。
「あの、琴姫さん? なのはさん?」
 ふいに、声が割り込む。顔を上げると、いまさら二人の会話に気付いたらしいミクが、めんくらったような顔をしていた。
「行かないんですか? みんなで海に? ……どうして?」
「ミクさん……」
「それって…… さみしいです。あの、お二人に事情があるなら仕方ないけど、でも……」
 ミクのおおきな目、ネオンブルーのひとみには、純粋な当惑がある。
「でも、みなさんと一緒に、わたし、『夏』が見たいです。それとも、琴姫さんとなのはさんには、『夏』を見ちゃいけない理由が、あるんですか?」
 生まれたてのVOCALOIDの、真っ直ぐすぎる問いかけは、逆に二人を困惑させた。
 琴姫はミクのほうをみて、それから、なのはを見た。なのはは困りきった顔で、琴姫のほうを見た。
 『夏』を見ては、いけない理由……
 なのはの年のころの自分には、それがあった、と琴姫はふと思った。
 修行を積み、潔斎を護り、同い年の少女たちと同じような暮らしなど、とうていしてはいけなかった自分。
 あのころ、それをどう思っただろうか。思い出せない。寂しかったのか、それともなんとも思わなかったのか、それとも?
「あ、あのね、ミクさん。あの…… 琴姫さん?」
 なんとか弁解しようとしていたなのはは、ふいに、側の琴姫が笑い出してしまったのを見て、びっくりしたように眼を上げた。
 琴姫は、なんだか急に可笑しくなって、笑い出してしまう自分を抑えられなかった。お腹が痛くなりそうなのを必死でおさえながら、「そうね、そうよね」と笑い声交じりに答える。
「よく考えたら、そんな理由、無かったわね。私はちょっと恥かしかったからだけど……」
 でも、旅の恥は掻き捨て、とか言うし。
「私ね、他のみなさんみたいに若くないし、それに、なんだかちょっとお肉が付いてるから、水着を着るのが恥かしくって」
「そんなことないです!」
 ミクは、力いっぱいに言った。
「琴姫さんはステキです。だから、きっと水着も似合います。あの…… ほら、こんなのとか、きっと似合います!」
 ミクは急いで雑誌をめくり、そして、一枚のページを二人のほうへと突きつける。二人の目が丸くなる。
 よりにもよって白のビキニ…… しかも、ホルターネックの、覆うところのすごく少ないやつだった。
「これ着てるアイドルさん、琴姫さんとスタイルが似てるんです。髪がきれいで、おっとりしてて、すごく、すごく優しいお姉さんって感じなんです。似合います、絶対!」
「そ、それはちょっと…… そういうのは過激すぎて、その、私の歳じゃあ……」
「でも、琴姫さんって、三浦あずさと同い年くらいですよね?」
「ミクさんから見れば、同じくらいに見えるかもしれませんけどっ!」
 力説するミクに、琴姫はいささか困ってしまう。水着を着るとは言ったが、さすがにココまでやるとは……
 なんとか気をとりなおして、「こほん」と咳払いをする。そうして、唖然としているなのはのほうへと赤い顔のまま振り返ると、琴姫は、(あんまり説得力がないと自覚しながら)言い聞かせるように言う。
「と、とにかく、子ども時代の夏というのは、二度と来ないものですもの。ミクさんもああいっているのですし、なのはさんも、一緒に夏を楽しみましょう。ね?」
「は、はい……」
「きっと、ピコ麻呂さんも、琴姫さんのかわいい水着が好きです」
 しかし、なんとかオトナとしての体裁をととのえようとしている琴姫に、ミクがさらに、追加の爆弾を落とす。琴姫がとたん、みるまに真っ赤になってしまう。
「な…… な、なな、な!?」
「こういうステキな感じになれば、きっと、ピコ麻呂さんも喜びます!」
「ぴ、ピコ麻呂様は関係ないですッ」
「? そうですか? でも私も、可愛い水着をきたら、ロックマンが喜んでくれるってハルヒさんに言われて……」
「そういう破廉恥な交際はいけません! 男女は六歳になったら席を同じくしてはいけないんです!」
「あのう、私まだ六歳じゃないです」
「〜〜〜!!!」
 二人のかみ合わない会話を見ていて、やがて、眼を丸くしていたなのはが、ぷっと吹きだす。とうとう腹を抱えて笑い転げ出す。ぜんぜん分かっていないミクと、椅子から転げ落ちそうなくらいの勢いで爆笑しているなのは。二人を見て琴姫は何かを言いかけて…… やがて、ためいきをついて、やれやれと苦笑する。その笑顔は姉のように優しげなものだった。


 翌日。
 昼を過ぎたあたりから、女性陣がぞろぞろつれだって玄関を出て行くのを目撃して、たまたま通りかかった谷口はぽかんと口を開いた。見慣れない美人がひとりいる…… と思ったら、普段の巫女服ではなく、白いワンピース姿の琴姫だった。まとめ髪、麦藁帽子…… なんかの変装か?
「あのー、お前ら、どこ行くの?」
「ン? 買い物よ。楽しみにしてなさい、ってみんなに伝えといて」
「ピコ麻呂さまには言わないで下さいね!!」
「は、はァ」
 なんでそんなに鬼気迫ってるんですか、琴姫サン……
 谷口がややビビっていると、ふと、一行の中から、小さいのがこちらへとパタパタ走ってくる。なのはだった。谷口を上目遣いに見上げると、「あの」と、彼女にしては珍しく、歯切れの悪い口調で言う。
「おー、なのはちゃんも買い物かー。何を買いに行くんだ?」
「えと、水着なんです。みんなで、新調しようって」
「……おぉ!?」
 思わず、谷口は前に乗り出しそうになる。水着? みんな水着!? だが、鼻の下をのばしかける谷口のネクタイを、なのはが、何故だかむっとしたような顔でぐいとひっぱった。「ぐえ」と谷口は声を上げる。
「だから…… あの、楽しみにしててくださいなのっ!」
「え…… へっ?」
 それだけ言うと、なのはは、パタパタと走っていって、ハルヒの後ろに隠れてしまう。何がなんだか分からない。面食らっている谷口に向かって、あきらかに悪巧み顔をしているハルヒは、べえっ、と舌を出して見せる。
 一連のやりとりをニコニコしながら見ていたミクが、ふと、側の琴姫に、話しかける。
「『夏』って、楽しいんですね、琴姫さん」
「ええ、そうなの」
「嬉しいです!」
 満面の笑みを浮かべるミク。琴姫もまた、ちょっと照れまじりの笑顔で、頷いて見せた。
 日光の下に出ると、もう、夏の光は身体に刺さるかと思うくらいにまぶしい。とうに、波が人を待つ季節がおとずれていた。今年の夏は熱くなりそうだ、と琴姫はまぶしそうに眼を細めた。






琴姫+グラビアミズギ2(三浦あずさver)=俺のジャスティス
うん…… いいたい事はそれだけだったんだ。詳細を知りたい人はニコニコで聞いてみようね!

あと、なのはちゃんは残念ながら、どんな悩殺水着を着ても谷口の守備範囲には入らないと思います。だが、それがいい。(´・ω・`)b




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