/トワイライト・エッジ:キャラクター設定
 【設定マニアの方向け:WoD関係のコラムはじめました

 フリオニール 人間 19歳
アンダータウンの診療所で働きながら、奨学金をうけて勉学に励む青年。かつて”事故”によって故郷をうしなっており天涯孤独の身だが、情に厚くまっすぐな性格の持ち主。しかし、死んだはずの幼馴染と再会したことにより、彼の人生は奇妙な方向へとねじまがりはじめる。

 ティーダ 人間 17歳
フリオニールの友人。同じ寮に暮らしているルームメイト。高名なアスリートである父親に反発して家を出ているが、基本的には素直で屈託の無い性格をしている。”勘がいい”と称されることが多いが、理由も原因も不明。

 クラウド・ストライフ 人間 21歳
フリオニールの幼馴染。5年前、”事故”に巻き込まれて死亡したはずだった。


 /人獣
人間の姿と獣の姿、ふたつの姿を持つ種族。
人間を遥かに越えた身体能力、変身能力などの異能を持つが、”闇の眷属”のなかでは普通の生物にもっとも近い。寿命は人間よりやや長い程度だが、戦いを非常に重要視する性質のため寿命を全うすることはごく稀。自然を愛し、誇りを重んじる。また、血縁ではなく信念で結びついた「氏族」という集団を重視するという特徴がある。
人獣同士で結ばれた場合、生まれてくる子どもは一代限りの奇形になってしまうため、人間、もしくは同種の獣との間に子孫を残す。

 バッツ・クラウザー 人獣【ピューマ】 20歳
獣腹【シシばら】生まれと呼ばれるピューマの母から生まれた人獣の青年。性格は人懐っこく無邪気だが、もともと山猫として生を受けたため、人間の常識がいまいち理解できない世間知らずでもある。しかし、2歳あまりで大人として成熟する山猫として生まれてきたので、経験の多さが残りの二人とは段違いの【大人】だという面も持つ。獣としての姿は熟練したハンターでもある。ちなみに独特の表現はバッツが育ったクランの中でのみ使われる言い回しであることが多い。

 スコール・レオンハート 人獣【ライオン】 17歳
人腹【ヒトばら】生まれと呼ばれる人間との間に生まれた人獣。人腹生まれの場合、人獣としての能力に覚醒するのがたいてい十代半ばであるため、まだ覚醒してから時間がたっていない。そのため自分が【人間ではない】という事実を受けとめきれていない若き人獣。一見沈着冷静に見えるが実際は自分の存在に悩みがちな17歳の少年でもある。人間である父親は某国の大統領であり、スコール本人も所謂上流階級の育ち。人獣族のリーダーとしての振る舞いが期待される【獅子の人獣】であることもあり、求められる責任にふさわしい存在になろうと努力している。

 ジタン 人獣【ヒョウ】 16歳
人獣同士の間に生まれた忌み腹【イミばら】生まれ。忌み腹は短命や不妊などさまざまな奇形をかかえて生まれてくる上、近親相姦の結果と考えられて同属から強い差別を受けるため、幼い頃から大変苦労をしてきた少年。しかし、その境遇にもめげずに明るく陽気な性格の持ち主でもある。ごく幼い頃から人獣の中で暮らしてきたため【人生経験】は最も豊富。同属から忌み嫌われた経験ゆえか、自分を仲間と認めてくれる相手を非常に大切にする。ちなみに外見で分かる奇形がないため、忌み腹だということは隠していることが多い。



 /ヴァンパイア
”闇の眷属”のなかでもっとも強い力を持つ存在。殺されない限り不老不死であり、己の見込んだ人間を”抱擁”することによって同族を増やす。ヴァンパイアの中ではどれだけ【真祖】に近い存在であるかによって絶対のヒエラルキーが作られており、血が薄くなるにつれて同族の中での地位も、能力も、低くなっていく。【真祖】によって抱擁されたヴァンパイアを【第一世代】として数えたとき、現在存在するヴァンパイアの殆どは、【第三世代】以降となる。
人間の血を必要とする、日光に弱いなどの一般的に知られる能力のほかにも多くの魔力を持つ。また、自分よりも位が上のヴァンパイアを喰らう【同属喰い】によってより高い力を得られるという特徴を持つため、多くのヴァンパイアは同族内での陰謀と抗争にあけくれている。良くも悪くも古風で礼儀を重んじ、優雅であると同時に高慢であることが特徴の”闇の貴族”。
ちなみに、【ストリーガ】はヴァンパイアを意味する別名のひとつ。”吸血鬼”は蔑称であるためヴァンパイア本人に使われることは無い。
 /【真祖】
ヴァンパイアの中でも伝説的な存在。現在の血族の祖となる【真祖】は皆長い歴史のなかで姿を消しており、現存する【真祖】の存在について懐疑的なものも多い。生まれながらのヴァンパイアであり、一度も人間であったことがないため、他のヴァンパイアとはまったく違った存在であると考えられている。


 /メイジ
所謂【魔女】【魔法使い】。闇の法に通じ、科学ではなく魔法を用いてさまざまな奇跡を起こすことのできるものたちを総称する。現代ではその力はメイジたち以外には隠されたものとなり、彼ら自身が”闇の眷属”の一部として扱われることが多い。寿命を延ばし経験を重ねたメイジの中には、”闇の眷属”と同等かそれ以上の力を持ったものもいるという。

 /フェイ(妖精)
半ば異界の住人である、悪戯好きで無垢な存在。現在の世界ではほぼ完全に失われた存在だが、ごくまれに異界に迷い込みフェイの力を得る人間や、フェイの魂が人間の身体に宿って生まれる存在(チェンジリング)が存在すると言われている。