ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。なにやら陰気な話でしたが。（苦笑
　私が所属しているＳＦ研究会の部誌に載せるために書いた原稿でした。でも、みじんも『ＳＦ』にならなかったのは私の不徳のいたすところです。ロボットが出てくればＳＦになるかいな、と思ったら出来上がったのは寓話か童話でした。なぜだ。
　ちなみにこの話にでてくる国の内戦状況は、アフリカのシエラレオネという国をちょっとイメージしてます。だから、作中でパシャが火薬を服用するあたりはいちおう８０％くらい事実です。本当は大人のゲリラに無理やり飲まされるというあたりがフィクションですが。
　この話の参考には、松本仁一『カラシニコフ』を使用しています。カラシニコフことＡＫ４７をめぐる戦争の論理のノンフィクション。とっても面白くてお勧めです。あと、個人的には『ジェノサイドの丘』（ルワンダの虐殺がテーマらしい）も読みたかったんですが……　読んでたら、もしかしたら、ちょっと別の話になってたかもしれません。

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